
ハート型と丸顔の違いを決めるのは、主に輪郭の細まり方であり、頬のふっくら感ではありません。ハート型は顔の上部に幅があり、そこから細めのあご周りとあご先に向かって狭まります。丸顔は顔の下部にも幅が残り、幅のあるカーブであご先につながります。正面から撮った無表情の写真で、この傾向を確認してください。腕を伸ばして撮った自撮りでは、判断が変わることがあります。
ハート型と丸顔を混同しやすい理由
どちらも頬に幅があり、あごの角がなだらかで、輪郭の縦の長さが比較的短いことがあります。髪がこめかみを隠すと、最も幅広く見える位置も変わります。頬のふっくら感だけで判断すると、顔型を取り違えやすくなります。
顔型はスタイリングのための分類であり、解剖学的な診断ではありません。Marinescuが2021年にStudia Universitatis Babeș-Bolyai Informaticaで発表した論文では、顔型の分類は主観的で、標準的な分類体系は存在しないと説明しています。その方法では、一つの特徴だけで決めず、顔で最も幅のある部分、縦の長さ、あごの形を組み合わせています。また、一人の顔には主に二つの顔型が混在することが多いとも述べています。
両方の分類に当てはまる部分があるなら、その観察は的を射ているかもしれません。顔型の分類が意味することと、その限界についてのガイドでは、境界が曖昧なままである理由を説明しています。
ハート型と丸顔:三つのポイントで確認します
1. 輪郭の細まり方をたどります
こめかみ付近から、頬を通ってあご周りまで、顔の外側の輪郭をたどってください。ハート型は下に進むほど幅が狭まります。丸顔は頬の周りでふくらみ、その下にも幅が残ってから、カーブを描いてあご先につながります。
これが最も有力な確認ポイントです。頬がふっくらしているだけでは、丸顔とはいえません。頬より下で、輪郭がどの方向へ向かっているかを見てください。

2. 顔の上部とあご周りを比べます
ハート型と判断するには、上から下への明確な細まりが必要です。額または頬の上部が、あご周りよりも幅広く見えるはずです。あご先はとがっていることもありますが、そのとがり方は緩やかな場合もあります。
丸顔は、顔の下3分の1にもふっくらとした幅が残ります。あご周りに角張った鋭い角はありませんが、内側へ強く狭まることもありません。あご先がとがっているという理由だけで、ハート型と判断しないでください。
富士額は決め手にはなりません。富士額が変えるのは生え際の形ですが、ここで比べているのは顔全体の外側の輪郭です。
3. 長さは判断が分かれたときだけ使います
丸顔は、縦と横の長さが近く見えることがよくあります。ハート型は縦に長く見えることもありますが、かなり短い場合もあります。特に額や生え際付近では、方法によって測定の基準点が異なるため、共通して使える数値の境界はありません。
輪郭の細まり方はハート型、長さは丸顔を示すなら、この二つの比較では細まり方を重視してください。外側の輪郭と顔のパーツの間隔を混同している場合は、顔型と顔の比率の違いを読んでください。

判断がぶれない写真を使います
Třebickýらは、2016年のPLOS ONEの研究で、成人45人を三つの焦点距離で撮影しました。その後、369人が写真を評価しました。撮影設定によって、測定された顔の横幅と縦の長さの比率や、写真に写る顔全体の形が変わりました。最も短い焦点距離では、同じ顔がより丸く見えました。
Wardらは、2018年にJAMA Facial Plastic Surgeryで数理モデルを用いました。距離が30 centimetresの場合、男性では鼻の見かけの幅が30%大きくなると予測しました。女性では29%でした。1.5 metresでは、その差はほぼゼロでした。このモデルが扱うのは鼻であり、顔型の判定精度ではありませんが、近距離の自撮りが誤解を招く理由を示しています。
- スマートフォンを約1.5 metres離れた位置に置きます。背面カメラ、タイマー、控えめなズームを使い、必要なら後でトリミングしてください。
- レンズは目の高さで、顔の中心に合わせます。頭を上げたり、下げたり、横に向けたりせず、レンズにまっすぐ顔を向けてください。
- こめかみとあご周りに髪がかからないようにします。正面から均一に光を当て、フィルターやポートレートの輪郭補正は使わないでください。
- 口元とあごの力を抜きます。無表情に近い写真は、顔の基準点を使う分類方法で用いられる条件に合っています。
これらは編集上、条件をそろえるための確認手順であり、妥当性が検証された診断手順ではありません。判断が食い違う明らかな原因を取り除くためのもので、立体的な骨格を明らかにするものではありません。
判断表:輪郭全体を見ます
輪郭全体で最もはっきりしている手がかりを使ってください。採点式のクイズのように、個別の特徴を数え上げないでください。
| 観察できること | 考えられる傾向 | 次に確認すること | 限界 |
|---|---|---|---|
| 顔の上部が幅広く、両側の輪郭があご周りに向かって明確に狭まります | ハート型寄りです | 無表情の写真で、顔の下3分の1が上部より狭いままか確認します | 髪がこめかみの輪郭を隠すことがあります |
| 頬が幅広く、丸みのあるあご先につながる手前まで顔の下部に幅が残ります | 丸顔寄りです | 顔の縦の長さと、最も幅のある部分を比べます | 頬のふっくら感だけでは顔型は決まりません |
| あご先はとがって見えますが、顔の上部とあご周りの幅は近いです | 複数の顔型が混在しているか、別の顔型です | あご先だけを理由に、無理にハート型と分類しないでください | あご先は輪郭の一部分にすぎません |
| 近距離の自撮りと、離れた位置から撮った写真で分類が変わります | 写真による影響です | 離れた位置から正面で撮った写真を使います | どちらの写真も顔を立体的に測定するものではありません |
| それぞれの分類を支持する主な手がかりが一つずつあります | ハート型と丸顔が混在しています | 両方の特徴を残したまま、見た目を変えたい部分に合わせてスタイリングします | 一つの分類に絞っても、役に立たない場合があります |
顔型の分類を何に生かすか
判断が安定したら、スタイリングを考えるヒントとして使ってください。何が似合うかを決めるルールではありません。
- ヘアスタイルは、髪質、毛量、手入れのしやすさで候補を絞ってください。顔型は、どこにボリュームを足すか、どこを抑えるかを選ぶためだけに使います。
- 眼鏡は、フィット感と必要なレンズの条件を優先します。そのうえで、顔の輪郭と対照的な形のフレームと、輪郭に似た形のフレームを比べてください。眼鏡と顔型の実用ガイドでは、これらの確認ポイントを順番に説明しています。
- 眉とひげは、今ある毛の生え方を生かしてください。角度、サイドの幅、あご部分の長さを少し変えて比べ、その後で顔全体を見て判断します。
引用した論文は、特定のスタイリングがハート型や丸顔のすべての人をよりよく見せると示しているわけではありません。それぞれの提案を比較のための選択肢として扱い、好みの仕上がりを選んでください。
条件の整った写真でも判断が分かれるなら、見えている輪郭と比率を比較する顔型推定を試してください。その画像に対する別の見立てとして受け止めてください。構造を診断することはできず、共通の基準がなければ分類を確定することもできません。

Oscar Nascimento
GlowUp Face 編集ライター
Oscarは、科学的根拠に基づくスキンケア、ヘルスケア、ルックスマキシング、見た目に関する社会・経済研究について執筆しています。
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