
写真で肌のアンダートーンはわかりますか?候補を絞る参考にはなりますが、普通の自撮り写真1枚で、ウォーム、クール、ニュートラル、オリーブのどれに当たるかを確定することはできません。照明、ホワイトバランス、カメラの画像処理、肌表面の赤みは、いずれも記録される色を変えます。条件をそろえた写真で、おおまかな色みの傾向を比較してください。そのうえで、メイクの色を選ぶ際は、顔と首に実際に塗って確かめてください。
アンダートーンの写真で実際にわかること
アンダートーンは化粧品で使われる分類であり、医学的な所見ではありません。ブランドは目に見える色みを分類するためにこの言葉を使い、多くの場合、温かみや黄みのある色、冷たさや赤みのある色、ニュートラル、オリーブなどに分けます。これらの分類は、ブランド間で同じとは限りません。
写真は、センサーに届いた光をカメラが処理して記録したものです。肌本来の安定した色と、照明、周囲の色、メイク、日焼け、一時的な赤みの影響を明確に切り分けることはできません。
それでも、参考になる情報はあります。Braniganらは2024年にSocial Psychology Quarterlyで、標準化された顔写真120枚を調べました。赤みから黄みまでのアンダートーンを評価した際、評価者同士の一致度は低く、スコアは.15から.16でした。研究者が多数の評価を平均して初めて、一致度は.95から.96に達しました。
この結果は重要です。条件をそろえた画像には色の情報が含まれていても、1人の肌をどのカテゴリーに分類するかには不確実さが残ります。この研究で使われたのは標準化された顔写真と固定のカラーパレットであり、洗面所での自撮り写真やファンデーションの色名ではありません。
条件をはるかに厳密に管理すれば、色を正確に記録することは可能です。Seoらは2011年のSkin Research and Technologyの研究で、カラーチャート、フィルターを通したタングステン光、固定したホワイトバランスを使いました。この研究では、昼光に近い光と固定したホワイトバランスの組み合わせで、肌の色を最も正確に測定できました。
Heらは2022年のColor Research & Applicationで、さらに厳密な条件を設けました。成人60人を、6500 Kの拡散光の下で、偏光フィルター、固定した位置、分光測色計による基準測定値を用いて撮影しました。検討した各色モデルで、RAWファイルはJPEGファイルより安定した結果を示しました。この実験室の環境は、自動処理された自撮り写真とは大きく異なります。
写真によってアンダートーンが変わって見える理由
最大の問題は肌そのものではありません。光、周囲の環境、レンズ、露出、ホワイトバランス、画像処理、ディスプレイという、撮影から表示までの一連の過程です。
Cookらは2025年のACM Journal on Responsible Computingの研究で、画像に基づく肌の色の評価を、校正された色の測定値と比較しました。写真を使った実験では、3台のカメラで撮影した8人の画像を、1,500人を超える評価者が評価しました。ある機器間の比較では、画像の明度に23 CIELAB単位の差がありました。人による評価ではその差が縮まりましたが、それでも5から6単位の違いが残りました。
この研究で測定したのは肌全体の色であり、市販化粧品のアンダートーン分類ではありません。それでも、スマートフォンで得た結果を、確定的な判断ではなく候補を絞る参考にすべき理由はわかります。2台の機器の画像を比較する前に、スマートフォンによって肌の色が変わって見える原因を確認してください。
| 写真で見える状態 | 考えられる理由 | 次にすること | 主な限界 |
|---|---|---|---|
| 顔全体と背景が黄色く見える | 暖色の照明、または不適切なホワイトバランス | 室内の照明を消し、窓のそばで撮り直します | 白い壁でも、色のついた光を反射することがあります |
| 頬はピンク色に見えるが、首はそう見えない | 肌表面の赤み、熱、または刺激 | 肌が落ち着くのを待ち、頬、あごのライン、首を比較します | 写真では赤みの原因を特定できません |
| 2台のスマートフォンで分類が変わる | 露出や画像処理の違い | すべての比較で同じカメラを使います | どちらのスマートフォンも、校正された測色計ではありません |
| 服や壁の色によって結果が変わる | 反射光と、色の対比による見え方の変化 | 無地のグレーの背景と、色みの偏りがないトップスを使います | グレーは比較に役立ちますが、画像を校正するものではありません |
| 色に偏りのない条件で繰り返し撮った写真に、同じおおまかな色みが見られる | 実際のアンダートーンの傾向を反映している可能性が高まります | ウォーム、クール、ニュートラル、オリーブの分類から、近い色を候補に絞ります | 特定の処方を試せるのは、実際に肌に塗ったときだけです |
アンダートーンをより忠実に写す写真の撮り方
これは編集部による確認方法であり、妥当性が検証された肌の検査ではありません。各手順で、よくある誤差の原因を1つずつ取り除きます。
明るい間接的な自然光が入る窓のそばに立ちます。室内の照明を消し、強いハイライトや影を作る直射日光は避けてください。
メイクや色付きの日焼け止めを塗っていない素肌で撮影します。運動、摩擦、暑さ、熱いシャワーによるほてりが落ち着くまで待ってください。
毎回、同じカメラ、レンズ、距離、位置で撮影します。美肌フィルターをオフにし、スクリーンショットや編集済みの画像は避けてください。
頬の下部、あごのライン、首を写します。片方の頬の赤みだけで、肌全体の色のカテゴリーを決めないでください。
つやのないグレーのカードか無地の白いカードを、顔と同じ光が当たる位置で顔の横に持ちます。明らかな色かぶりを見つける手がかりになりますが、スマートフォンを校正するものではありません。
同じような自然光の下でもう1回撮影します。おおまかな分類が変わるなら、その画像では判断できないと考え、実際に肌で色を試してください。
ピンク色が続いて見える場合は、クールなアンダートーンと判断する前に、顔と首を比較してください。写真に写った赤みとカメラの色かぶりを見分けるガイドで、その確認方法を説明しています。色がまだらに見える場合は、別の観点で考える必要があります。代わりに、照明と色素沈着を比較するガイドを使ってください。

結果から言えることを広げすぎずに読み取る方法
特定のピクセルの数値ではなく、色に偏りのない光の下でも残る傾向を見てください。繰り返しゴールド系や黄み寄りに見えるなら、ウォームと表示された色を試す価値があります。繰り返しピンク系や赤み寄りに見えるなら、クールと表示された色を試す価値があります。
どちらの傾向も安定しない場合は、ニュートラルから試してください。顔と首が繰り返しくすんだ緑がかったグレーに見える場合は、ニュートラルとオリーブと表示されたものを比較してください。ブランドによって分類は異なるため、2本のボトルに書かれた言葉が、同じ色みを表しているとは限りません。
写真から、肌の敏感さ、水分量、バリア機能の損傷、皮膚の状態を推測しないでください。また、写真では処方を選んだり、ファンデーションが肌の上で乾いたときの仕上がりを予測したりすることもできません。
明示されている限界を踏まえて、写真によるAI肌分析を試すこともできます。目に見える赤み、肌の色の均一さ、毛穴、質感を確認するためのものです。写真に写る視覚的な情報を推定します。アンダートーンやバリア機能の健全さを確定したり、診断を下したりするものではありません。
最後の判断は、実際に肌で色を試して行います
写真を参考に、明るさが同じでアンダートーンが近い色を2色か3色選びます。頬の下部からあごのラインにかけて、細い帯状に塗って試してください。乾くのを待ち、間接的な自然光の下で、顔と首の両方と比べて確認します。
顔から首へつながる部分で、境目が最も目立たない色を選んでください。どれも肌になじまない場合は、写真で得た分類に無理に合わせず、明るさや処方を変えてください。

Oscar Nascimento
GlowUp Face 編集ライター
Oscarは、科学的根拠に基づくスキンケア、ヘルスケア、ルックスマキシング、見た目に関する社会・経済研究について執筆しています。
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