AI分析記事•2026年10月23日

AI肌分析の前に洗顔は必要ですか?

AI肌分析の前に洗顔は必要ですか?洗顔するタイミングや撮影までの待ち時間、ニキビや毛穴、赤み、肌の質感を同じ条件で撮影する方法を解説します。

Oscar Nascimento公開日 更新日
AI肌分析の前に洗顔は必要ですか?

AI肌分析の前に洗顔は必要ですか?洗顔するのは、メイク、日焼け止め、汗、目に見えて残っている製品の膜を落とす必要があるときだけです。その場合は、いつもの刺激の少ない洗顔料を使い、肌が落ち着いてから撮影します。すでに素肌の状態なら、もう一度洗わないでください。繰り返し分析するなら、完璧とされる基準状態よりも、毎回の準備をそろえることが大切です。

洗顔直後の肌は、一時的な状態です。数分後に撮った写真には、普段の肌と同じくらい、洗顔や水、表面の皮脂が落ちた影響が表れる可能性があります。

洗顔直後の写真で判断を誤ることがある理由

2016年のSkin Research and Technologyの研究では、J. Eoらが韓国人女性22人を対象に測定しました。洗顔前と、その後3時間にわたって測定値を記録しました。

研究チームは、肌の水分量、皮脂量、経皮水分蒸散量、pHを機器で測定しました。

20分後には、肌の水分量、皮脂量、水分蒸散量が、いずれも洗顔前の基準値を下回っていました。肌の水分量は40分で基準値に戻りました。皮脂量と水分蒸散量は120分で戻り、pHに有意な変化はありませんでした。

この研究では、自撮り写真、AI、赤み、ニキビは検証していません。また、少人数の韓国人女性だけを対象に、1種類の洗顔料を使っています。誰もが2時間待つ必要があるとは証明できません。ただし、洗顔直後の測定値は、皮脂や肌表面の状態を偏りなく捉える基準にはならないことを示しています。

肌表面の膜も関係します。Indermeet Kohliの研究チームは、量を増やしながら12段階で顔の肌にmineral oil(ミネラルオイル)を塗布しました。2021年のArchives of Dermatological Researchの研究では、専用の画像測定による数値が、臨床でのテカリの評価とよく一致していました。

この実験で使ったのは、追加で塗った油と偏光撮影です。保湿剤と普通の自撮り写真ではありません。それでも、限られた範囲で参考になります。製品の膜で見た目のテカリが変わっても、皮脂腺が変化した証拠にはなりません。

確認したいことに準備を合わせます

何を判断したいかに合わせて、肌写真の基準となる状態を選びます
目的準備方法比較方法主な限界
素肌の状態を1回だけ記録するメイクや色付きの製品を使っている場合は落とします。やさしく洗顔し、肌の水気がなくなり、不快感がなくなるまで待ちます。結果は、そのときの状態を写した1枚として捉えます。製品を塗った写真とは比較しません。肌の水分量、バリア機能、皮脂の分泌量は測定できません。
ニキビ、毛穴、赤み、肌の色、質感の変化を追うスキンケアのどの段階で撮るかと、洗顔後の待ち時間を毎回そろえます。スマートフォン、光、距離、角度、表情、トリミングをそろえます。目に見える変化だけでは、その原因は分からず、治療が効いたとも証明できません。
保湿剤、日焼け止め、メイクの仕上がりを確認する確認したい製品をそのまま塗っておきます。使用量と、塗ってからの時間をそろえます。製品を塗った写真は、同じく製品を塗り、条件をそろえた写真とだけ比較します。画像だけでは、製品の膜、皮脂、照明の影響を区別できません。
気になる状態を医療者に見せる医療機関の指示に従います。メイクを落としてその部分に刺激が出た場合は、反応が落ち着くまで待ちます。部位の位置が分かる写真、周囲の正常な肌、ピントの合った接写を含めます。写真は、症状や病歴の確認、触れて調べること、対面での診察の代わりにはなりません。

日中に素肌の写真を撮る場合は、日焼け止めを塗る前に室内で撮影し、その後はいつもどおり日焼け止めを塗ってください。より素肌に近い状態で分析するために、日焼け対策をせずに1日を過ごしてはいけません。写真のために、処方に基づくケアを中断しないでください。

洗顔後はどのくらい待てばよいですか?

一般向けのAI分析で、妥当性が検証された待ち時間はありません。本記事の実用的な目安として、洗顔後20分間は撮影を避けてください。Eoらの小規模な研究では、その時点でも機器による複数の測定値が基準値を下回っていました。

皮脂やテカリを主に確認したいなら、2時間ほどの待ち時間を毎回そろえるほうが慎重な選択です。Eoらの研究では、参加者の皮脂量は120分で基準値に戻っていました。この数値は研究結果であり、すべての人に当てはまる待ち時間ではありません。

待っている間に肌がつっぱったり、普段のケアに支障が出たりするなら、無理をしないでください。いつもの保湿剤を塗ってから同じ時間を空けるなど、繰り返せる別の状態を選びます。その写真群には「製品を塗った状態」とラベルを付け、素肌の写真とは分けてください。

異なる状態を混ぜるより、条件をそろえるほうが大切です。洗顔前の基準写真、洗顔5分後の写真、保湿後の経過写真を比べても、肌が変わったかどうかは分かりません。

AI肌分析の前に洗顔は必要ですか?

肌の条件をそろえたら、撮影条件もそろえます

American Academy of Dermatologyの2023年の撮影ガイドでは、メイクを落とし、それによる刺激が収まるまで待つよう勧めています。また、フィルターを無効にし、ピントを確認し、影や反射、強すぎる光のない、はっきり写る照明を使うよう勧めています。

Austin Croninらは、1台のスマートフォンで、平らな肌色の標準色見本9種類を撮影しました。2023年のJournal of Biophotonicsの研究では、角度を変えると明るさと色が変わりました。距離を変えると明るさが変わり、フラッシュを使っても、全般的にはそのばらつきを解消できませんでした。

この実験では顔ではなく色見本を使ったため、AI分析の誤差を数値化したものではありません。それでも、簡単な撮影方法を裏付けています。自分とスマートフォンの位置に目印を付けてください。カメラを水平に保ち、顔と平行にして、距離も毎回そろえます。

  • 同じスマートフォン、レンズ、カメラアプリを使います。
  • むらなく照らす光源を1つ選び、フラッシュを切ります。
  • 自然な無表情を保ち、髪が肌にかからないようにします。
  • 美肌モード、ポートレート効果、自動補正を無効にします。
  • スクリーンショットやSNS経由の画像ではなく、元の画像を保存します。

肌をなめらかにする補正の設定が見つけにくい場合は、スマートフォンの美肌フィルターが肌の質感をどう隠すかを確認してください。写真ごとに色が変わる場合は、照明のむらと目に見える色素沈着を見分けてください。変化を判断する前に、スキンケアのビフォーアフター写真にある偏りを見抜くためのチェックリストを使ってください。

例:洗顔後の写真が「よく」見えるとき

マヤは、いつもの洗顔料で洗ってから2時間後、洗い流さない製品を塗る前に、基準となる写真を撮ります。4週間後、洗顔して保湿剤を塗った5分後に撮影します。2枚目は、よりツヤがあり、なめらかに見えます。

撮影のタイミングと肌表面の膜の両方が変わっているため、この2枚から、毛穴が目立ちにくくなったとも、皮脂の分泌量が増えたとも判断できません。マヤは翌日、最初と同じ準備、光、距離で撮り直します。スキンケアで目に見える肌の質感が変わったかを判断する前に、条件がそろった2枚だけを比べます。

適切に準備した写真でも分からないこと

条件をそろえた写真では、ニキビのようなできもの、毛穴と周囲の明暗差、赤い部分や茶色い部分、光の反射、肌表面の質感を確認できます。ニキビや酒さを診断することはできません。また、肌の水分量の測定、バリア機能の損傷の確認、成分選び、治療効果の証明もできません。

次に、ソフトウェアも同じ肌表面のパターンを捉えるかを確認したいなら、目に見えるニキビ、毛穴、赤み、テカリ、肌の色、質感を写真から分析する機能を試してください。結果は、肌そのものへの判定ではなく、その画像についてのもう1つの説明として受け止めてください。

深くて痛むできもの、傷跡、広がる発疹、続く刺激感がある場合は、代わりに医療機関での診療を選んでください。跡が変化する、かさぶたになる、出血するといった場合も同様です。医療者は、画像に加えて、症状や病歴、診察を合わせて判断できます。

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Oscar Nascimento — 編集ライター
著者について

Oscar Nascimento

GlowUp Face 編集ライター

Oscarは、科学的根拠に基づくスキンケア、ヘルスケア、ルックスマキシング、見た目に関する社会・経済研究について執筆しています。

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