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処方箋が必要かどうかは国によって異なります。例えば英国では、薄毛用のフィナステリドは処方薬で、NHSでは提供されません。根拠については、ランダム化試験のメタ分析で、男性ではミノキシジル、フィナステリド、低出力レーザーがプラセボより発毛に有効で、女性ではミノキシジルがプラセボを上回りました。ただし試験間の違いは大きいものでした。NHSは、誰にでも効くわけではなく、使用を続けている間に効果が保たれるという2点も示しています。各選択肢の記事で、さらに詳しく紹介しています。
参考:: NHS; Adil & Godwin 2017
処方箋なしの選択肢:外用ミノキシジル
外用ミノキシジルは、広く使われる非処方の選択肢です。米国皮膚科学会は、女性型脱毛で最もよくすすめられる治療としています。乾いた頭皮に使う液体やフォームがあり、フォームは頭皮への刺激が少ない傾向があります。使い始めの数週間に一時的に抜け毛が増えることがあり、効果の判断には6か月〜1年かかります。顔へ流れた部分に、望まない毛が生える場合もあります。中止すると効果は薄れ、抜け毛が戻ります。妊娠中、妊娠を予定している方、授乳中の方は避けるよう案内されています。
参考:: American Academy of Dermatology
処方箋なしの選択肢:レーザー、シャンプー、サプリメント
低出力レーザーの帽子、くし、ヘルメット型機器は家庭用に販売され、一部は米国FDAのクリアランスを受けています。これは医薬品の承認と同じ基準ではありません。メタ分析では男性においてレーザー機器がプラセボ機器を上回りましたが、米国皮膚科学会は、研究が少なく、反応しない人もおり、継続使用が必要で、長期的な安全性はまだ不明としています。薄毛向けシャンプーは髪をふんわり見せたり切れ毛を減らしたりできますが、発毛させるものではありません。サプリメントは検査で不足が確認された場合に役立ち、鉄などの過剰摂取は害になることもあります。カバー製品やウィッグは、髪自体を変えずにすぐ見た目を補えます。
参考:: American Academy of Dermatology; Adil & Godwin 2017
処方薬:医師と相談すること
米国では、フィナステリド内服が男性型脱毛に承認されており、多くの使用者で進行を抑え、一部では発毛も見られます。早く始めた場合に効果が出やすい傾向があります。性機能への影響や気分の落ち込みなどの可能性があり、処方前に皮膚科医と検討します。関連薬のデュタステリドも、皮膚科で使われる選択肢の1つです。ミノキシジル内服について、ここで紹介する研究では適応外使用として扱われています。主に小規模な17研究のレビューでは、外用が使いにくい健康な方で効果と忍容性が示されましたが、より大きな試験が必要とされました。女性では、別の病気に承認されたスピロノラクトンを皮膚科医が処方する場合もあります。
参考:: American Academy of Dermatology; NHS; Randolph & Tosti 2021
妊娠などに関する注意
薄毛の処方薬には胎児に影響するものがあり、妊娠中や妊娠を予定している場合は使えません。妊娠する可能性のある方には、使用中の避妊が案内されます。ミノキシジルも妊娠中・授乳中は避けます。一部の錠剤やカプセルには、妊娠中または妊娠の可能性がある方が触れる際の注意もあり、添付文書の確認が必要です。フィナステリドは前立腺を調べるPSA検査に影響するため、検査前に使用を伝えてください。うつ病や肝臓の問題の既往も、処方医に伝えましょう。
参考:: American Academy of Dermatology; NHS
効果をどのように確認するか
髪はゆっくり伸びるため、効果は通常6か月〜1年で判断します。1年以内に発毛が見られない処方薬では、その後の発毛も期待しにくいとされています。ミノキシジルでは初期に抜け毛が増えることがあり、薬で維持・発毛した髪は、中止すると数か月で再び失われることがあります。単独より組み合わせが役立つ場合があるため、皮膚科医が併用を検討することもあります。日々の印象では判断しにくいため、1〜3か月おきに同じ条件で撮った写真が比較に役立ちます。早く始めた方が結果が良い傾向もあり、早めに皮膚科に相談する理由になります。
参考:: American Academy of Dermatology
