直線型と丸型
直線型は額をほぼ水平に横切り、こめかみのくぼみが少ない形です。丸型は両側が弧を描き、髪が額を囲むように見えます。日本人成人456人の研究では、直線型が男性で最も多く約46%、女性では2番目で約36%でした。丸型は女性で最も多い約39%、男性では約11%でした。どちらも後退のない生え際によく見られます。
参考:: Kashiyama et al. 2021
富士額
富士額は、額の中央にV字の毛の先端がある形です。皮膚科学では自然な形成の個人差とされ、頻度は先端をどの程度厳密に定義するかで変わります。同じ日本人研究では成人の約3割に見られ、他国の女性の研究ではもっと高い割合も報告されています。直線型、丸型、M字型のいずれにも重なり得ます。チェックは形を1つ表示し、こめかみを別に測ります。両角が中央より明瞭に後ろなら、尖りの有無にかかわらずM字と呼びます。脱毛の評価では角が重要だからです。
参考:: Kyriakou et al. 2021; Kashiyama et al. 2021
M字型
こめかみの角が中央より後ろにあり、前の輪郭が広いM字を描く形です。男性では非常に一般的で、日本人の研究では男性の約43%がM字、約83%がこめかみに何らかの毛のないくぼみを持ち、女性ではそれぞれ約18%、48%でした。成人の自然な形として落ち着く場合も、男性型脱毛の初期でノーウッドII〜IIIに当たる場合もあります。形だけでは区別できません。角の深さと、何より時間の経過が手がかりです。
参考:: Kashiyama et al. 2021; Norwood 1975
不均一な生え際
完全に左右対称の生え際は多くありません。精密測定の研究でも通常の協力者に小さな左右差があり、生えぐせや普段の分け目で片側が高く見えることもあります。昔からの違いは形の特徴です。新しく現れたり大きくなったりする差は確認しましょう。きつい結び髪、編み込み、エクステ、頭を覆うものによる同じ場所への牽引は、生え際を薄くする牽引性脱毛を起こし、続くと永続的になることがあります。
参考:: Nusbaum & Fuentefria 2009; American Academy of Dermatology
形から薄毛についてわかること
形だけでわかることは限られます。男性のパターン型脱毛は、数か月で深くなるこめかみ、細くなる縁の毛、増える頭頂部の地肌などの変化で気づくことが多いものです。女性型では前の生え際を保ち、上が薄くなる傾向をルードヴィヒ分類で示します。形にかかわらず、前と横が急に帯状に後退する、特に眉も抜ける、急な抜け毛、斑状の脱毛は早めに皮膚科に相談してください。
参考:: American Academy of Dermatology
ツールが形を分類する方法
無料のGlowUp Faceチェックは、正面写真の髪の縁を見つけ、直線型・丸型・富士額・M字型・不均一のいずれかを表示します。形のラベル自体が段階の範囲を決めるわけではありません。ノーウッド範囲は、主に中央からのこめかみの後退と、顔の比率に対する生え際の高さから決まります。角が深ければ形の名称にかかわらず範囲が上がり、富士額だけでは上がりません。前髪、帽子の跡、額に落ちる髪で縁が隠れる場合は、十分に見えないことを伝えます。
