
夜勤の人のスキンケアルーティンは、「朝」「夜」という呼び方ではなく、起床時間、まとまった睡眠、日光を浴びる時間に合わせます。起床後は、日光を浴びる場合にだけ保湿剤と日焼け止めを使います。まとまった睡眠をとる前に、日焼け止め、汗、メイク、仕事中についた汚れを洗い落とします。その後、ケア用の有効成分を1種類使い、保湿剤を塗ります。処方された製品は、表示や医療者の指示どおりのスケジュールで使ってください。勤務シフトで変わるのは生活の時間帯です。違う成分が必要になると証明されたわけではありません。
起床、睡眠、日光を軸に組み立てます
12時間勤務では、「朝」「夜」という呼び方が当てはまらなくなります。代わりに、起床後と就寝前のルーティンという2つの基準を使います。日中の紫外線対策は、生活の中で日光を浴びるタイミングに組み込みます。
これは実用的な組み立て方であり、概日リズムに対する効果が証明された治療法ではありません。Yosipovitchらは1998年、健康な成人16人を24時間にわたり2時間ごとに測定しました。経皮水分蒸散量、皮膚表面のpH、皮膚温には、時間に伴うリズムが見られました。この研究は、交代勤務者やスキンケアルーティンを調べたものではありません。特定の時刻にケアを行うと効果が高まるかどうかも検証していません。
Luらは2019年、フィリピンのコールセンター勤務者630人を調査しました。通常勤務と深夜勤務で、皮膚疾患があると自己申告した人の割合に差はありませんでした。睡眠の質が悪い人は、肌の問題が多く、症状も重いと回答しました。この調査は横断的な自己申告調査です。そのため、睡眠の質の悪さが問題の原因だったとは示せません。
Jangらによる2020年の研究は、40代の韓国人女性32人を追跡しました。睡眠時間を4時間に制限した6晩の期間中、初日を終えた時点で、測定した肌の水分量が低下しました。肌の質感や見た目に関する複数の指標も悪化しました。対象者は限られており、睡眠条件を試す順番も固定されていました。製品で睡眠不足を補えると証明した研究ではありません。
2つのタイミングを軸にした最小限のルーティン
| 基準となるタイミング | 行うこと | 判断の基準 |
|---|---|---|
| 起床後 | 皮脂や汚れが気になる場合は、水で洗い流すか、刺激の少ない洗顔料を使います。予定しているケアを1種類行い、その後に保湿剤を塗ります。 | 肌の状態、製品の表示、そのケアをこのルーティンで行うべきかどうかで決めます。 |
| 日光を浴びる前 | 露出する肌に、UVAとUVBに対応した耐水性のあるSPF 30以上の日焼け止めを塗ります。外出する約15分前に塗ってください。 | 自分にとっての朝かどうかではなく、実際に日光を浴びるかどうかで決めます。 |
| まとまった睡眠の前 | 日焼け止め、メイク、汗、汚れを洗い落とします。予定しているケアを1種類行い、その後に保湿剤を塗ります。 | 中心となる睡眠時間、肌の耐性、ケア製品の使用方法で決めます。 |
American Academy of Dermatologyの2025年の案内では、屋外では2時間ごとに、また泳いだ後や汗をかいた後に日焼け止めを塗り直すよう勧めています。夜勤でも、朝の通勤で日光を浴びることはあります。日の出後に職場を出るなら、出発前に露出する肌を保護してください。
基本の順番は、洗顔、ケア用の製品、保湿剤です。日光を浴びる前には、最後に日焼け止めを塗ります。製品の使用方法によって、この順番が変わることもあります。処方された使用スケジュールも、この一般的なルーティンより優先します。
どの有効成分を同じルーティンで使えますか?
成分名だけで、併用できるかどうかを一律には決められません。濃度、基剤、使用量、肌の状態がすべて関わります。慎重に組むなら、必須ではない作用の強い成分は、肌に合うものがわかるまで分けて使います。
| 組み合わせ・成分群 | 同じルーティンで使えますか? | 使うタイミング | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| Adapalene(アダパレン)とbenzoyl peroxide(過酸化ベンゾイル) | 両方を配合した製剤を使う場合や、医療者から併用を指示された場合は使えます。 | 指示されたスケジュールで使います。使用方法で認められている場合にだけ、就寝前に合わせます。 | どの外用レチノイドもadapaleneと同じ性質だとは考えないでください。 |
| レチノイドとAHAまたはBHA | 一律に併用を禁じる決まりはありませんが、製品の配合や肌の耐性は異なります。 | 別々の睡眠サイクルで使うところから始めます。両方を同時に取り入れないでください。 | 分けて使うと、問題の原因を切り分けやすくなります。化学的に相性が悪いと証明されたわけではありません。 |
| ビタミンCとレチノイド | 1回のケアで重ねて使う必要はありません。 | 両方を使うなら、ビタミンCは起床後、レチノイドは就寝前に使います。 | 分けて使うと、反応の原因を特定しやすくなります。互いの働きを打ち消すと証明されたわけではありません。 |
| ナイアシンアミドと別の有効成分 | 交代勤務だからといって、分けて使う決まりはありません。 | 明確な目的があり、違和感なく使える場合にだけ、どちらかのルーティンに残します。 | 製品全体の配合によっては、しみたり刺激が出たりすることがあります。 |
| 角質ケア用の酸やスクラブを2種類 | シンプルなルーティンでは、役割を重ねても役立つことはあまりありません。 | 角質ケアは1つに絞り、表示された頻度で使います。 | 角質ケアを増やすと、別の悩みを解決しないまま刺激だけが増えることがあります。 |
Reynoldsらによる2024年のニキビ診療ガイドラインは、外用レチノイドとbenzoyl peroxideを強く推奨しています。作用の仕組みが異なる外用薬を、計画的に組み合わせることも支持しています。これは、目的を持ったニキビ治療の組み合わせを裏づけるものです。複数の化粧品の美容液を、その場の判断で重ねることを支持するものではありません。
製品の表示に有効成分がいくつも載っている場合は、手順を増やす前に慎重な基準で成分の組み合わせを確認するスキンケアルーティンチェッカーを試してください。入力された成分と、慎重な併用ルールを使って確認します。ブランド名から不明な配合を推測したり、アレルギーを評価したり、処方されたケアの指示を覆したりすることはできません。
1つのルーティンに有効成分を入れすぎていないか見極めるガイドは、役立つ組み合わせと使いすぎを区別する助けになります。有効成分の使用頻度を決めるガイドは、製品は同じでも勤務シフトが変わる場合に役立ちます。

具体例:19:00から07:00までの勤務
このスケジュールは説明のための例であり、臨床的な手順ではありません。09:00から16:00まで眠る人を例に、基準となるタイミングがどう移動するかを示します。細かな使い方は、日光を浴びるかどうかと製品の使用方法で決めます。
| 時刻 | 行動 | ルーティン | 理由・注意点 |
|---|---|---|---|
| 16:00 | 起床 | 必要なら水で洗い流すか、やさしく洗顔します。保湿剤を塗ります。 | 起きたという理由だけで有効成分を使う必要はありません。 |
| 18:00 | 出勤の準備 | 通勤中に日光を浴びる場合は、日焼け止めを塗ります。 | 暗い時間帯だけを移動して屋内で働く場合は、省きます。 |
| 06:45 | 退勤 | 日光を浴びて帰宅する前に、日焼け止めを塗ります。 | 前日の夕方に塗った分は、その時点の紫外線対策にはなりません。 |
| 08:30 | 就寝の準備 | 洗顔し、予定しているケア用の製品を使ってから保湿します。 | 時計が朝を示しているという理由で、2つ目の有効成分を追加しないでください。 |
製品が多すぎるルーティンを減らす方法
- 各製品の横に、洗浄、悩みへのケア、保湿、保護のうち、役割を1つ書きます。
- 刺激の少ない洗顔料を1つ、保湿剤を1つ、日中用の日焼け止めを1つ、主な悩みに対応するケア製品を1つ残します。
- まず、役割が重なる製品を外します。よくある例は、2種類の角質ケア製品、複数のレチノイド製品、目的がはっきりしない美容液です。
- 有効成分ごとに、使う基準となるタイミングを1つ決めます。大変な勤務の後に使用回数を増やすのではなく、表示された頻度を守ります。
- 必須ではない製品を戻すのは、期待するメリットを説明でき、肌に合うか追跡できる場合だけにします。
この短いプランには、原因を切り分けやすいという利点があります。ヒリヒリ感、皮むけ、吹き出物が出始めたときに、考えられる原因が少なくなります。勤務シフトが直前に変わっても、続けやすくなります。
交代勤務では何が変わりますか?
日付の区切りではなく、24時間の中で使った回数を記録します。勤務の切り替え日に就寝が2回あっても、1日1回の市販の有効成分を2回使ってよい理由にはなりません。余分な1回は使わず、次に生活のタイミングが落ち着いたところで、決めた基準に戻します。
処方されたスケジュールを自己判断で変えないでください。日勤と夜勤が短い間隔で切り替わる場合の使い方は、処方した医療者に確認してください。日光と睡眠に合わせてスキンケアの有効成分を使うタイミングを決める総合ガイドは、処方薬以外のケアを考える際に役立ちます。
ヒリヒリ感が続く、肌がただれる、強い赤みが出る、皮むけを繰り返す場合は、ルーティンの見直しが必要です。必須ではない市販の有効成分を外し、洗顔、保湿、日中の紫外線対策という基本を続けます。症状が重い、繰り返す、腫れや水ぶくれを伴う場合は、医療者に相談してください。

Oscar Nascimento
GlowUp Face 編集ライター
Oscarは、科学的根拠に基づくスキンケア、ヘルスケア、ルックスマキシング、見た目に関する社会・経済研究について執筆しています。
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